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確かな実力と斬新さが華麗にコラボ!PENTAX K-1徹底レビュー

PENTAX K-1が発売されてから、幾分時間がたちました。これまでいくつか小出しでレビューしてきましたが、今回はその総まとめ編です。

「フルサイズのK」ことK-1はいったいどんなカメラなのか、画質や使い勝手はどうなのか…実際にK-1を使ってみた所感を書き出してみました。

PENTAX K-1の良い点、イマイチな点

良い点

  • フルサイズセンサーの搭載による豊かな描写
  • 高感度耐性の高さ
  • 5段5軸の強力なボディ内手振れ補正
  • リアル・レゾリューションによる超解像撮影に対応(静止物限定)
  • フレキシブルチルト液晶などの変態様の琴線をくすぐる便利な新機能の数々
  • 従来のPENTAX一眼レフカメラとの操作部の共通性
  • フルサイズ機としては抜群のコンパクトさ、ホールド感
  • 防塵防滴、耐寒性(-10℃)

イマイチな点

  • RAWファイルサイズの増加
  • 内蔵フラッシュの省略

PENTAX K-1レビュー

画質

3640万画素、フルサイズセンサー、ローパスレスフィルタレス…実際に撮ってみて分かるのですが、とにかく高精細で素晴らしい描写力!やはりAPS-C機とはひと味違った写りになっていることを実感できます。

センサーサイズが大きいのはカメラの画質を向上させる、最強の要素だなーと改めて思います(もちろん、それがすべてではありませんが)。

イメージセンサーが大きくなるほど、一般的に高感度撮影にも強くなりますが、K-1も例外なく強くなっているなーという印象。従来のK-5ではISO3200~6400ぐらいが限界でしたが、K-1ではISO12800ぐらいまでは十分に常用感度として使うことができます。

PENTAX K-1のISO感度は25600程度までが実用範囲!

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. PENTAX K-1 (73mm, f/6.3, 1/160 sec, ISO25600)

ちなみにこちらの写真はISO25600で撮影しているものですが、十分実用に耐えうるレベルです。フルサイズセンサー恐るべし!ライブハウスや結婚式といった暗所での撮影が多い僕にとって、これは本当にありがたい…がっつり活用することができそうです(●´ω`●)♪

実写レビュー!PENTAX K-1のISO感度はどこまでが実用範囲?
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使い勝手

フレキシブルチルト液晶

巷で「変態液晶」などと言われているK-1のフレキシブルチルト液晶。しかしその実力は確かなもので、ローポジションやハイポジションでの撮影が格段にしやすくなりました。

PENTAX K-1の変態液晶ことフレキシブルチルト液晶はローアングル、ハイアングル撮影に有効!

PENTAX K-5 (100mm, f/4, 1/60 sec, ISO6400)

フレキシブルチルト液晶を生かすと、超ローポジションからの撮影も何のその!以下の二枚のような写真を撮るときも、地面に寝そべったりせずに撮れますw もう、フレキシブルチルト液晶を「変態液晶」だなんて言わせない…いや、むしろPENTAXの一眼カメラとその使い手が変t(ry

手振れ補正機能

もともと強力だった手振れ補正が5段5軸にパワーアップ!もちろん従来のPENTAX一眼レフ機と同じく、K-1もボディ内手振れ補正ですので、対応レンズすべてで5段5軸の手振れ補正の恩恵を受けることができます。

操作性

従来のPENTAX一眼レフ機と統一性のある操作感もありがたいポイント。僕はこれまでK-x→K-5と使っていて、K-1ではさらに機能が増えましたが、伝統的にカメラ操作に統一性があるため移行がスムーズでした。

Kマウントの継承といい、操作感の統一性といい、PENTAXが既存のユーザーをいかに大切にしているかが伺えます。(K-1を購入してわずか3日後にも関わらず、式場カメラマンがちゃんと務まったのも、まさにこのおかげだったと思います)

Wi-Fi機能

K-1にはK-S2で搭載されたWi-Fi機能が内蔵されていて、撮影した写真をスマートフォンへ撮って出しすることができます。で、これは本当に便利で、僕もよくTwitterに撮って出しした写真を投稿しています。

花火大会の写真なんかは早く見たい!という方も多いと思うので、Twitterのような速報性のあるコンテンツへ撮って出しで投稿できるのはかなり有効ですねー。

 

当然ですが通信を伴うため、カメラおよびスマートフォンのバッテリー消費が大きくなります。その点には十分に注意する必要がありますね。

なお、K-1からスマートフォンへ撮って出しする際は、Image Syncというアプリを使用する必要がありますので、あらかじめスマートフォンにインストールを済ませておきましょう。

Image Syncダウンロード:iOS版/Android版

携帯性

K-1は重量だけ見るとボディのみで1010gと、従来のAPS-C機と比べて重さは大きく増しました。バッグに入れて持ち運ぶときは確かに重くなったなーという感じがします。

が、ファーストインプレッションの記事でも紹介しましたように、ボディそのものは他社のフルサイズ機と比べてかなりコンパクトにまとめられているため、ホールド感は良好。さすがはPENTAXさんです。

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その他気になるポイント

RAWファイルの容量が非常に大きい

K-1は有効画素数が3640万画素となりましたが、その最大のデメリットとして、一枚当たりのファイルサイズが非常に大きくなってしまいます。特にRAWファイルの場合、最大で60MB超に達する計算になります。

3640万画素のPENTAX K-1で撮影したRAWファイルの容量ってどのぐらい?
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さらにリアル・レゾリューションを使用して撮影すると、1枚あたり約4倍の容量になります(最大でなんと240MB超となる計算)。

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K-1を購入する際は、カメラ側とパソコン側での容量対策が必要になってくる場合があります。実際に僕もK-5で使ってた32GBのSDカードでは足りず、購入して間もなく64GBのSDカードを急きょ追加し、さらに外付けHDD(NAS)の増設も行いました。

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フルサイズ対応レンズが少ない

Kマウント対応のフルサイズ対応レンズはまだラインナップが少ない…

RICOH IMAGING COMPANY, LTD. PENTAX K-1 (58mm, f/6.3, 1/100 sec, ISO3200)

これは様々なレビュアーさんも書かれておりますが、現在のところフルサイズに対応したKマウントレンズのラインナップは純正、サードパーティー製とも非常に少ないのが実情です。

フィルム時代のオールドレンズも含めればそれなりの数はあるようですが、既に市場に出回っていないため入手困難となっているものも多いのが実情…時間はかかると思いますが、レンズラインナップ拡張に大いに期待していきたいところであります。

pentax memoさんが現行のフルサイズ対応レンズについてまとめてくださっております。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:PENTAX レンズガイド – レンズ – pentax memo

僕が所有しているフルサイズ対応レンズ(PENTAX K-1での作例あり)については、以下も合わせて参考にしてみてください。

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PENTAX K-1と5本のフルサイズ対応レンズを使って撮影した作例
PENTAX K-1を手にして以来、フルサイズ対応レンズを使って日々写真を撮っています。K-1とフルサイズ対応レンズを組み合わせると、どのような絵になるのか気になる方もい...

作例

実際にPENTAX K-1を使って撮影した写真を紹介していきます。(使用レンズも合わせて記載しています)

PENTAX K-1 + smc PENTAX FA31mmF1.8 Limited

PENTAX K-1 + smc PENTAX FA31mmF1.8 Limited

PENTAX K-1 + smc PENTAX D FA 100mmF2.8 Macro WR

PENTAX K-1 + smc PENTAX D FA 100mmF2.8 Macro WR

PENTAX K-1 + smc PENTAX D FA 100mmF2.8 Macro WR

PENTAX K-1 + smc PENTAX D FA 100mmF2.8 Macro WR

PENTAX K-1 + HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

PENTAX K-1 + HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

PENTAX K-1 + smc PENTAX FA31mmF1.8 Limited

PENTAX K-1 + smc PENTAX FA31mmF1.8 Limited

この他、以下の記事で5本のフルサイズ対応レンズ(FAレンズ/D FAレンズ)による作例を紹介していますので、合わせてご覧いただければと思います。

PENTAX K-1と5本のフルサイズ対応レンズを使って撮影した作例
PENTAX K-1を手にして以来、フルサイズ対応レンズを使って日々写真を撮っています。K-1とフルサイズ対応レンズを組み合わせると、どのような絵になるのか気になる方もい...

総評

2015年のCP+でその姿が披露されて以来、1年強の歳月をかけてPENTAXファンの元にやってきた待望のフルサイズ機ことPENTAX K-1。フレキシブルチルト液晶やWi-Fi機能といった話題の機能ばかりでなく、カメラの基本機能である描写力、画質、オートフォーカス等の性能も大幅に向上しており、非常に魅力のあるカメラだと思います。いやー、これは最高に満足!!

レンズラインナップの拡張などの課題はありますが、こんなに素晴らしいカメラを誕生させたリコーの方々へ全力で感謝したいですねm(__)m

PENTAXユーザーで本当に良かった♪

 

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