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高画素カメラ時代に対応するためのカメラとパソコンの容量対策まとめ

最近の一眼レフカメラは高画素の機種が主流となり、解像力が大きく増しました。その一方で、写真一枚当たりの容量(ファイルサイズ)が増加するというデメリットも。今回はそんなカメラの高画素化と共に発生するデメリットの一つであるファイルサイズ増加への対策についてまとめてみました。

加速する一眼レフカメラの高画素化

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先日発売されたPENTAX K-1をはじめ、ここ最近の一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラは有効画素数が2000万画素以上というのが当たり前になりつつあります。ものすごい時代になったもんです。

参考までに、現在発売されている2400万画素以上のカメラ(価格.com調べ)は全部で100機種にも上ります(記事執筆時点)。その中でも特に画素数が多い7機種(マイナーチェンジモデルを含めると10機種)は以下の通りとなります。

機種名 レフ有無 撮像素子 有効画素数
CANON EOS 5Ds/5Ds R 一眼レフ フルサイズ 5060万画素
SONY α7R II ILCE-7RM2 ミラーレス フルサイズ 4240万画素
PENTAX K-1 一眼レフ フルサイズ 3640万画素
SONY α7R ILCE-7R ボディ ミラーレス フルサイズ 3640万画素
Nikon D810/D810A 一眼レフ フルサイズ 3635万画素
Nikon D800/D800E 一眼レフ フルサイズ 3630万画素
SIGMA sd Quattro ミラーレス APS-C 2950万画素

Canon EOS 5Ds/5Ds Rが圧巻の5000万画素オーバー!その他もフルサイズ機は軒並み3600万画素を超えてきております。APS-C機ではSIGMA sd Quattroが3000万画素と、これまた圧巻の画素数となっております。

画素数アップ→写真一枚あたりの容量もアップ

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RICOH IMAGING COMPANY, LTD. PENTAX K-1 (77mm, f/8, 2 sec, ISO100)

確かにカメラが高画素化することにより、解像度は大きく増し、微細な部分まで記録することができるようになります。また、引き延ばしてのプリントに際しても大きなアドバンテージを得ることができます。

一方で画素数が上がることによって、1枚当たりの写真の容量(ファイルサイズ)もぐぐーんとアップするというデメリットも。以前、PENTAX K-1のレビューでも書きましたが、1枚当たりのファイルサイズが最大で約60MB(RAW撮影時)にも達します。これは約17枚で1GBに達するという驚異的なファイルサイズです。

参考までに、今回紹介した中で最も画素数が大きいCanon EOS 5Ds/5Ds Rに至っては、1枚当たりのファイルサイズがなんと84MB(RAW撮影時)!!たったの12枚程度で1GBに達するという、なんともまあ凄まじい容量です…(^^;)

8688[pixel]×5792[pixel]×14[bit]=704492544[bit]

704492544[bit]≒84[MB]

(参考:Canon EOS 5Ds仕様)

最新モデルの一眼レフカメラに買い替えたら、カメラもパソコンも全然容量足りないじゃーんというケースが多く発生することが想定されます。実際に僕もPENTAX K-5からK-1に買い替えた際、今まで使っていた32GBのSDカードでは容量がぜんぜん足りず、64GBのカードへ急きょ買い替えることになったぐらいですw

カメラ側だけでなく、パソコン側の容量対策も必須

ということで、ここからは具体的にどうやって容量対策を行えば良いかについて紹介していきます。カメラ側ではもちろんのこと、それを取り込むためのパソコン側の容量対策も必要になります。

カメラ側での容量増加対策

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Canon EOS 30D (50mm, f/1.8, 1/13 sec, ISO160)

カメラ側での対策は単純で、大容量のSDカード(SDXC)CFカードを使っての対応となります。カメラによってはカードスロットがデュアルスロット(2枚挿し)になっている機種もあり、容量を倍増させることも可能です。

 

パソコン側での容量増加対策

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パソコン(PC)側での対策は、主に3つの方法があります。

  • 内臓ハードディスクの増設
  • 外付けハードディスクの導入
  • クラウドストレージサービスの使用

いずれも一長一短ありますので、そのあたりも含めて紹介していきます。

内臓ハードディスクの増設

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主にデスクトップ型PCを使用されている方向けの対策となりますが、デスクトップタワー内に増設の余地がある場合は、内蔵型のハードディスクを選択すると良いでしょう。

 

なお、型の古いパソコンに3TB以上のハードディスクを増設される際は、実際のサイズよりも過少に認識される場合があります。その際は別途対応が必要になりますのでご注意ください。

http://shopdd.jp/blog-entry-1127.html

外付けハードディスク

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デスクトップ型PCで増設の余地がない場合や、ノート型PCを使用されている方は、外付けハードディスクが選択肢の一つとなります。外付けハードディスクのタイプには、USBケーブル等で直接PCとつなぐタイプ、NAS(Network Attached Storage)と呼ばれるネットワーク接続して使用するタイプの二種類があります。

直接接続型外付けハードディスク

USBやThunderbolt(Mac)で直接つなげられるタイプの外付けハードディスクです。大きく分けてポータブル型と据え置き型の二種類に分類されます。

ポータブル型

ポータブル型の外付けハードディスクは持ち運びに便利で、最近では3TBを超える製品も増えてきております。小型ハードディスクは利便性が高い反面、回転数が少ない(5400rpm程度)ものが多く、読み込みや書き込みにかかる速度の面では不利になるケースが多いです。また、ハードディスクは振動に弱いという特性があるため、持ち運ぶ際には注意が必要です。

 

また、最近ではWi-Fi機能を搭載したポータブルハードディスクもあり、超小型NASのような使い方もできます。(容量は現在のところ最大1TBまである模様)

 

据え置き型

自宅内のみでの使用を前提とする場合は、据え置き型の使用がおすすめです。ポータブル型に比べて容量も大きい(現行ではバッファローから発売されている80TBの外付けハードディスクが最大w)のが特徴です。据え置き型にはハードディスク内蔵型と、ケースとハードディスクが独立したタイプがあります。

現在主流なのはハードディスク内蔵型で、価格もお手頃なのが大きな特徴。最近では3TBで1万円を切る製品も揃っています。内蔵型はハードディスクが故障した際に、手軽に取り換えができない点に注意が必要です。

 

ケースとハードディスクが独立したタイプは、デスクトップ型PCの余ったハードディスクを再利用するのが主目的の製品。ケース+ハードディスクを購入した場合、内蔵型と比較して割高になるケースが大半ですが、ハードディスクを複数搭載できる点や、製品によってはRAID(一本が壊れても、もう片方でリカバリー可能な構造)による耐障害性が高いのが利点です。

 

ネットワーク接続型外付けハードディスク(NAS)

USB等で直接接続するタイプの外付けハードディスクは、パソコンの近くに設置しての使用が前提となりますが、NASは家庭内および外出先からネットワークを通しての利用が可能です。高い頻度で外出先で写真を編集される方にとっては、嬉しいですねー。直接接続する外付けハードディスクと比較して、転送速度がネットワークに依存する点と、設定にやや専門的な知識が必要である点が

NASは先ほどの外付けハードディスクと同じくディスク内蔵型と、NASキットと呼ばれるケースとハードディスクが独立したタイプがあります。前者はディスクの交換が手軽にできないのが辛いところですが、バッファローやIOデータといった名の知れたブランドが出しているため、安心感が高いのも特徴です。

 

一方、NASキットは内蔵型と比較して価格を押さえられるのが最大の魅力です。ただし、国産メーカーのNASキットは現在のところ存在せず、専門知識が疎い方は設定にやや手間取る可能性が高いのが欠点でしょうか…。

 

僕は撮影+編集を出先で行うことが多い&価格を抑えるためNASキット(NETGEAR ReadyNAS 102)+3TBハードディスク×2を導入しました。このあたりはご自身のITスキルやライフスタイルに合わせて選択すると良いでしょう。

クラウドストレージサービスの使用

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最後は現在主流となりつつあるクラウドストレージサービスの利用です。クラウドストレージといえば、DropboxGoogle Driveといったサービスがありますが、一眼レフカメラを利用する方におすすめなのがAmazonプライム・フォトです。

元々はAmazon Cloud Driveというクラウドストレージサービスが提供されていますが、Amazonプライムサービスを申し込むことによって、写真データに限り無制限で使用できるというものです。

他のクラウドストレージサービスと異なる特筆すべきは、JPEGだけでなくRAWデータも容量無制限の対象となる点!これはRAW撮影をする一眼レフカメラユーザにとっては非常にありがたいポイントです。年間で3900円/年がかかりますが、写真データを容量無制限で預けられるのに加え、お急ぎ便やプライム・ビデオサービスといった、その他のAmazonプライムサービスも使うことができますので、入っておいて損はないと思います。

※PCでの使い方については以下にまとめてありますので、併せてご覧ください。

関連記事:これは激アツ!容量無制限、RAW対応のAmazonプライム・フォト

まとめ

長くなってしまいましたが、今回は一眼レフカメラの高画素化に対応するための、カメラおよびパソコンでの容量対策について紹介していきました。容量対策の方法はさまざまありますが、ご自身のITスキルや予算、ライフスタイルに合わせて選択していくことが、もっとも大切になってきます。

今後も一眼レフカメラは高画素化が進んでいくことが予想されます。この記事が容量対策の参考になれば嬉しい限りです。

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